下記表では、ピアジェ心理学の第一人者、カリフォルニア州立大学付属教育大学名誉教授の
斉藤法子先生が、ピアジェ教育を実施している園とそうでない園での認識の発達段階の差を調べたものです。
本学園の幼稚園児(平均年齢6.08才)が、他の幼稚園児(平均年齢6.9才)より平均年齢が8ヶ月も下回っていたにもかかわらず、本質的な理解力を必要とする認識の3分野で顕著に優っていました。
年少 | |
●色やかたちなど3種類の集合作り |
●色の順番を考えて並べる活動 |
年中 | |
●長さくらべ |
●色の濃い、薄い、中間の色などの発見 |
年長 | |
●因果関係によるお話作り |
●空間の位置関係と重なり |
●くらべっこ遊び |
徳育・・・いろいろなグループ活動で「人間力」を養う
当園では、月に1度のおたのしみ会(全学年で行う縦割り保育)なかよし会(クラスの枠をとり学年ごとに行う保育)、ふれあい会(ふれあいを大切にした縦割り保育)、また楽しい発表会(年少、年中児)、お泊まり保育や音楽劇発表会(年長児)や運動会等の行事を通じて、同年齢間や異年齢間での様々なグループ活動から、「思いやり」「たくましさ」「協調性」「奉仕の精神」を養います。
子どもは子ども同士の間で、楽しんだり、時にはけんかをしたりして、いつも自分の主張が通らないことを感じたりしながら社会性を身につけていきます。
様々なグループ活動でリーダーの経験をしたり、困った友達を助けたり、色々な経験を積み重ねながら喜怒哀楽を適度に経験することが大切です。また、人前ではっきり自分の考えや意見を言ったり、友達の意見をよく聞いたりする人間関係の基本を学びます。
●お楽しみ会 | |
●なかよし会ボディーペインティング |
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●なかよし会どろんこ遊び
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●生活展の共同制作 |
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体育・・・体系的な体育プログラムで「体力」を養う
幼児期は部分的な筋力を鍛えたり、過度な運動をさせるのではなく、全体的なバランス、柔軟性、反射神経を養うことが大切で、継続的な体育活動は体力を向上させるだけでなく、転倒によるけが等の減少効果もあります。また、跳び箱、マット運動、鉄棒、縄跳び、サッカー、ドッジボール、プール等色々な経験をさせることも大切です。
●跳び箱 |
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